幼稚園受験におけるリトミック
今回は幼児教室で学んだリトミックの意義についてです。
(幼稚園受験の観点からのお話ですので、専門的に見ると違うというご意見もあるかと思いますがお許しください)
リトミックとの出会い
私はリトミックという教育方法を子どもを産んでから初めて知りましたが、幼児教育の中ではポピュラーに行われているものですよね。
私が以前に住んでいた地域に英語リトミックを行っているサークルがあり、娘が1歳5か月くらいの時に短期間ですが参加させていただきました。
先生が英語で歌を歌い、子どもたちは歌に合わせて手遊びをしたり、体を動かすというような内容でした。
その時は私の知識も浅く、通う目的を深く考えていなかったため、長く続きませんでした。
その後は特にリトミック教室に通うこともなく、家で音楽を聴きながら好きなように踊る程度でした。
幼児教室でのリトミック
幼稚園受験のための幼児教室に通い始めてから、そこで再びリトミックに出会います。
初めはリトミックの授業がなぜあるのかあまり理解していなかったのですが、先生のお話を聞き、受験に関係している云々ではなく(もちろん無関係ではありませんが)、子どもが幼稚園という集団の中で生活していく上で大切なことを学んでいるんだということに気づかされました。
そこで、授業で行っているリトミックの意義をまとめたいと思います。
リトミックの一例紹介
例えば、音楽が流れている間、子どもたちが輪になって歩き、音楽が止まったら子どもたちも歩くのをやめてその場に止まるという活動があります。
この活動を例にとって考えていきたいと思います。目的は以下のようなことが挙げられます。
危険・怪我の回避(注意力の育成)
音楽をきちんと聞いて、音が止まった時に自分も止まらないとそのまま前の友達にぶつかってしまいます。園生活でも子ども同士がぶつかりそうになるというようなことがあるかもしれません。注意力を身につけておくことにより、怪我のリスクを減らせます。
ルールや指示を理解して守る
「音楽が止まったら足を止めましょう」という先生からの指示があり、その指示がどういくことかということを理解して行動に移します。これは社会生活でルールを守る大切さにもつながります。
自分の体のコントロール(自制心)
音楽に合わせて友達と歩くということは子どもにとって楽しいことだと思います。その楽しい活動を音楽が止まったらやめなくてはなりません。「もっとやりたい」という自分の欲求を抑えて、体をコントロールして止めることができるか。これが自制心につながってきます。
これはリトミックの活動のほんの一例で、ほかにもいろんな方法があり、それぞれの意図・目的があるとおもいます。
私がリトミックを授業に取り入れている意味はこういうことだったのか!という気づきを得たものだったのでご紹介しました。
授業の目的・意義を理解するにつれて、子どもとの遊びや接し方を漫然と行わず、自分なりに目的をを持つよう意識が変わってきました。